サイトスピードと収益性の関係を解き明かす新しい関係モデルに刷新。スピード専用アクセス解析「Speed is Money」をアップデート
従来の平均値モデルが抱えた不正確さを解消。因果関係をより明瞭に説明できる定量的な関係モデルに刷新し、パーセンタイル別期間比較機能を追加

アイデアマンズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:宮永邦彦)は、2025年12月18日、サイトスピードと収益性の関係を分析する無料アクセス解析ツール「Speed is Money」の定量的関係性モデルを刷新し、期間比較機能を追加するアップデートを実施しました。
Speed is Moneyとは
Speed is Money は、サイトスピードとコンバージョン率(CVR)やページビュー数(PV)などのビジネス指標との関係性に特化した、無料のアクセス解析ツールです。
サイトに訪れた実際のユーザーのCore Web Vitals(LCP、INPなど)を計測し、そのユーザーがコンバージョンに至ったかどうかをトラッキング。サイトスピード改善による収益向上を、事前に定量的に予測することを可能にします。
これまで、サイトスピード最適化プロジェクトは「どれくらい改善すれば、どれくらい収益が上がるか」が見えにくい、博打のような側面がありました。Speed is Moneyを使うことで、プロジェクトの予算や計画の妥当性を、データに基づいて評価できるようになります。
今回のアップデート内容
1. 定量的関係性モデルの刷新
従来の平均値ベースの分析モデルには、不正確さの問題がありました。
従来モデルの課題:因果関係の逆転
セッションごとの平均LCPとCVRの相関を見る従来のアプローチでは、一見するとサイトスピードとCVRの関係が見えるものの、因果関係の逆転という問題が発生していました。

- コンバージョンには通常、一定のPV数が必要
- PV数が多いほど、セッション内の平均LCPは悪化する傾向がある
- 結果として「遅いほど収益性が下がる」という本来の仮説と、「PV数が増えて平均が悪化しても収益が上がる」という矛盾が発生
このため、従来のモデルでは「サイトスピードが遅いとCVRが下がる」という因果関係を正確に説明することが困難でした。
新モデルへの刷新:因果関係をより明瞭に
今回のアップデートでは、セッションごとの最小LCP(そのセッションで最も速かった表示速度)を分析指標として採用した新モデルに刷新しました。

- 悪い最小LCP = そのセッションで最低限これだけの悪い体験を強いられた状態
- 良い最小LCP = 不当なストレスを与えられていない、オーガニックな体験
この考え方は「良い体験がCVRを上げる」ではなく「悪い体験がCVRを下げる」という圧力に着目したものです。これにより、因果関係の逆転問題を解消し、サイトスピードとCVRの関係をより明瞭に説明できるようになりました。
14サイトでの検証結果
14サイトのデータを用いた検証では、新モデルによりサイトスピードとCVRの間に明確な相関関係が確認されました。

セッションごとの最小LCPと平均LCPの相関係数は0.9188と高く、両者には強い相関があります。つまり新モデルでも従来の因果関係を保持しながら、逆転問題を回避することに成功しています。

改善予測がより正確に
新モデルにより、LCP改善による収益向上をより正確に予測できるようになりました。

詳細はブログ記事で
新モデルへの刷新についての詳細な技術的背景や検証プロセスは、以下のブログ記事をご覧ください。
2. パーセンタイル別期間比較機能の追加
サイトスピードの改善効果を測定することは、これまで容易ではありませんでした。
期間比較の難しさ:
サイトスピードは非常にばらつきの大きい指標です。同じユーザーでも、見るページや通信環境によって大きく変動します。
- 単純な平均値の比較では、「速いユーザーがさらに速くなったのか」「遅いユーザーが速くなったのか」が分からない
- 一部の極端な値に引っ張られて、改善の実態が見えにくい
パーセンタイル別比較の導入:
今回のアップデートでは、パーセンタイルごとにスピード指標の変化を比較できる機能を追加しました。

- 10%ile、25%ile、50%ile、75%ile、90%ileなど、複数のパーセンタイルで改善幅を確認
- 全体的に改善が進んでいるのか、一部のユーザーだけなのかを可視化
- 「たまたま遅い値が改善されただけ」なのか「全体的な底上げ」なのかを判別
これにより、スピード最適化プロジェクトの改善効果をより正確に評価できるようになりました。
Speed is Moneyが解決する課題
Before: スピード最適化の「博打」
従来のサイトスピード最適化プロジェクトには、以下のような課題がありました:
- 「改善すれば収益が上がるはず」という曖昧な期待
- 投資対効果を事前に見積もることが困難
- 改善後も効果測定が難しく、成果を説明しにくい
After: データドリブンな意思決定
Speed is Moneyを活用することで:
- 事前予測: 自社サイトのスピードとCVRの関係を定量化し、改善効果を試算
- 投資判断: プロジェクトの予算に対するリターンを事前に評価
- 効果測定: パーセンタイル別比較で、改善の実態を正確に把握
利用方法
Speed is Moneyは完全無料でご利用いただけます。
- https://speedis.money/ にアクセス
- 発行されるトラッキングコードをサイトに設置
- データが蓄積されると、スピードとCVRの関係が可視化
サービス概要
- サービス名: Speed is Money(スピード・イズ・マネー)
- アップデート日: 2025年12月18日
- 利用料金: 無料
- 対象: Webサイト運営者、マーケター、エンジニア
- URL: https://speedis.money/
今回のアップデート内容:
- 従来の平均値モデルの不正確さを解消した新しい定量的関係性モデルへの刷新
- パーセンタイル別期間比較機能の追加
アイデアマンズ株式会社について
- 会社名: アイデアマンズ株式会社
- 所在地: 東京都港区
- 代表者: 代表取締役 宮永邦彦
- 設立: 2005年11月
- 資本金: 1,800万円
- 事業内容: ソフトウェアやWebサービスの企画・開発・販売
- Webサイト: https://www.ideamans.com/
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