Logoideaman's Press

AWS通信コスト最大50%削減。10年の実績を持つ画像最適化ツールが「LightFile Next」に進化、人間のように1枚1枚画像ファイルを最適化

#プレスリリース公開日: 2025年11月25日

追加開発不要で既存システムに導入可能。完全バイナリ化で軽快動作を実現した「LightFile Next」3製品ラインナップで提供開始

LightFile Next

アイデアマンズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:宮永邦彦)は、2025年11月23日、通販サイト向け画像最適化ツール「LightFile」を全面刷新した新世代製品「LightFile Next(ライトファイル ネクスト)」の提供を開始します。2015年にプロトタイプを開発してから10年の実績を持つLightFileが、Rust・Go言語による完全バイナリ化で軽快な動作を実現。バッチ処理のほか、AWS Lambda関数にも対応し、用途に合わせて選択できる製品ラインナップ(Batch、Shot、Lambda)で提供開始します。

既存システムへの追加開発は不要で、一度設定すれば運用の手間もゼロ。画質を保ちながら画像ファイルを1枚1枚丁寧に最適化し、Webサイトの大部分を占める画像データを削減することで、CloudFrontなどのAWS通信コストを最大50%削減します。

LightFile Nextが提供する価値

対象: 通販サイト、メディアサイトなど画像を多用するWebサイトの運営者

導入メリット:

  • AWS通信コストを大幅削減 - Webサイトの大部分を占める画像データの削減により、CloudFrontなどのデータ配信コストを最大50%削減
  • 追加開発なしで導入可能 - 既存システムの改修不要、HTMLやプログラムの修正は一切不要
  • 運用の手間ゼロ - 一度設定すれば、新しい画像が自動的に最適化され続ける
  • 画質を保ちながら軽量化 - 人間が目で見て行うように、1枚1枚の特性に合わせた最適化により、見た目を変えずにファイルサイズを削減

画像最適化の新たな意義:AWS通信コストの削減

高性能なスマホが普及し、インターネットが高速化した現在、画像が重いことがサイトの表示スピードに致命的な影響を与える時代は過ぎました。

しかし、クラウドサービスが普及した今、画像最適化には新たな経済的意義が生まれています。

データ配信量に応じて増加するクラウドコスト

AWSなどの海外クラウドサービスは、データ配信量に応じて料金が増加する従量課金制を採用しています。これは日本の従来のホスティングサービスとは異なる料金体系です。

通販サイトなどの画像を多用するサイトでは、データ配信量の60〜80%を画像が占めています。

試算では、月間売上10億円規模のECサイトがAWSを利用する場合、売上の約1%、つまり年間約1,000万円がCloudFrontなどのデータ配信コストに費やされている計算になります。

画像最適化で実現できるコスト削減

LightFileによる画像の削減率はサイトによって異なりますが、多くのサイトで50%以上の削減を実現しています。効果の大きなサイトでは70%以上もの削減を実現しています。

データ配信量の70%を画像が占めるサイトで、仮に画像データを70%削減できた場合、AWSのデータ送信コストは70% × 70% = 49%、約50%の削減を実現します。実際に50%以上のAWSのデータ送信コストを削減した事例もあります。

年間1,000万円のデータ配信コストがかかっているサイトなら、年間500万円程度のコスト削減効果となります。

適切な画像最適化により、画像の見た目は変えずにクラウドコストを大幅に削減できる。これが、画像最適化の現代的な価値です。

しかし現実は:チーム内の「画像最適化」をめぐる摩擦

AWS通信コストの削減や表示速度の向上のために、画像最適化の重要性は多くのサイト運営者が理解しています。しかし、実際の現場では画像最適化をめぐってチーム内の摩擦が繰り返されてきました。

「画像を軽くしてサイトを速くしたい」というWebマスター。

「分かっているけど、1枚1枚そこまで時間をかけていられない」というデザイナー。

「画像を軽くしようと品質を下げたら画質が粗いとクレームが来た」というエンジニア。

画像の最適化は、本来1枚1枚、その内容に応じて適切な品質設定を選び、仕上がり画質とデータサイズのバランスを人間が目で見て調整する必要があります。しかし、何千枚、何万枚という画像を扱う通販サイトでは、人の手での対応は現実的ではありません。

一方で、一律の設定で自動処理すると、画像によっては粗く見えたり、逆にもっと軽量化できるのにデータ削減が不十分だったりと、どうしてもムラが出てしまいます。

「画像最適化は、人間が判断する作業をプログラムで実現しなければならない。しかも導入や運用に手間をかけさせてはいけない」

この課題を解決するために、2015年にLightFileのプロトタイプ開発をスタートしました。

LightFile Nextの特徴

1. 人間の作業をプログラムで再現

LightFile Nextは、人間が目で見て設定を調整するように、画像ファイルを1枚ずつ丁寧に最適化します。

一律同じ設定による最適化ではなく、1枚1枚その画像に最適な設定を自動選択。何十万枚でも個別に設定を見直してデータを削減します。

2. 安全なメタデータ削除

画像ファイルには、表示に直接関係のないメタデータ(付属情報)が含まれています。

画像軽量化の古典的な手法としてメタデータの削除がありますが、無造作に削除すると画像の向きや色味が変わってしまうことがあります。

LightFile Nextは、Webでの利用に副作用のあるメタデータはしっかり残しつつ、不要な情報だけを適切に削除します。

3. 追加開発不要で既存システムに後からでも導入可能

既存システムに追加開発なしで導入でき、画像がいつの間にか最適化される仕組みを提供します。

Webサーバー上の画像ディレクトリを巡回し、画像を最適化して上書き保存(これはLightFile Batchの動作)。HTMLやプログラムの修正は一切不要です。

新しい画像がアップロードされたら、気がついたら勝手に最適化されている──この手軽さと運用コストのかからなさを重視した設計です。

4. 抜本的な性能改善

今回のフルリニューアルでは、従来のNode.jsベースの実装からRust・Go言語による完全バイナリ化を実現しました。合わせて最適化ワークフローの見直しにより、メモリ効率の良いロジックに見直しを図りました。

主な改善内容:

  • 完全バイナリ化: すべてのロジックを1つのバイナリプログラムに集約し、外部プログラム起動が不要に。処理速度が向上
  • ワークフローの見直し: メモリ消費量を大幅削減、システムへの負担を最小化
  • 最適化ロジックの改善: JPEG画質の適切な調整、PNGのさらなる軽量化

10年目の節目に、性能面で抜本的な進化を遂げました。

製品ラインナップ:用途に合わせて選べる3製品

LightFile Nextは、用途に応じて3つの製品を提供します。複数製品を組み合わせて使っても同じホストなら料金は一定です。

1. LightFile Batch - 継続的なバッチ処理

用途: 画像ディレクトリを継続的に最適化したい

Webサーバー上の画像ディレクトリを定期的に巡回し、最適化するバッチ処理CLIです。

主な特徴:

  • 多様なファイルシステム対応: ローカル、FTP、SFTP、WebDAV、S3、S3互換ストレージ
  • 継続的な最適化: 処理済みファイルを記録し、新規・変更ファイルのみを効率的に再処理
  • 自動バックアップ: 最適化前のファイルをローカルまたはS3に自動バックアップ
  • 並列処理: 複数ファイルの同時処理に対応
  • エラー通知: 致命的エラーをEmail/Slackで通知

対応画像形式: JPEG (.jpg, .jpeg, .jfif)、PNG (.png)

2. LightFile Shot - ワンショット最適化

用途: 画像最適化機能をシステムに組み込みたい

ローカルディレクトリの画像を最適化するシンプルなCLIです。既存のシステムに組み込むことで画像最適化機能を簡単に追加できます。

主な特徴:

  • 2つの動作モード: 上書きモード(デフォルト)と複製モード
  • 柔軟なフィルタリング: ファイルサイズ、拡張子、パターンマッチング
  • 品質設定: 低・中・高の3段階で画質を調整可能
  • 並列処理: 複数ファイルの同時処理に対応

3. LightFile Lambda - AWS Lambda関数

用途: Amazon S3の画像を瞬時に最適化したい

AWS Lambdaを用いてS3バケットにアップロードされた画像を即座に最適化するLambda関数コードです。

主な特徴:

  • 自動処理: S3へのアップロード時に自動的に画像を最適化
  • 高品質圧縮: 品質の低下を最小限に抑えつつ30〜70%のファイルサイズ削減
  • バックアップサポート: オリジナル画像を別バケットに自動バックアップ(オプション)
  • メタデータ保持: 既存のS3メタデータ、タグ、ACLを維持

対応アーキテクチャ: ARM64(推奨)、x86_64 (AMD64)

利用可能なAWSリージョン: 東京、大阪、北カリフォルニア、オレゴン、バージニア北部、オハイオ(他リージョンも対応可)

デプロイ方法: AWS CloudFormationを使用した簡単インストール

無料トライアル

LightFile Self(無料ウェブサービス)

URL: https://self.lightfile.net/

ZIPファイルをアップロードして画像をまとめて最適化できる無料ウェブサービスです。

LightFile Nextの画像最適化エンジンを使用しており、実際にどれくらい削減できるかを無料でお試しいただけます。小規模サイト向けには、このサービスだけでも十分な効果が得られます。

通販サイトでは次々と新しい画像が追加されますので、手作業なしで全て自動化したい場合は、LightFile Nextをご利用ください。

画像軽量化無料診断

URL: https://sim5.lightfile.net/

URLを入力するだけで、あなたのサイトにLightFile Nextを導入した場合の効果を無料で診断できるサービスです。

LightFile Simulator

料金体系

シンプルで安心、使えば使うほどお得な料金体系にて提供します。

1. ホスト数に応じた定額制

料金は対象ホスト数(S3の場合はバケット数)に応じた月額定額制です。画像を何枚最適化しても料金は変わりません。使用量を気にせず安心してご利用いただけます。

2. 複数製品でも同一料金

Batch、Shot、Lambdaを組み合わせて使っても同じホストなら料金は一定。製品ごとの追加課金はありません。

3. 30日間の無料トライアル

実際に動かして成果を確かめることができます。

オンラインミーティング・お見積もり無料

LightFile Nextのご利用を検討されるお客様は、ウェブサイトのフォームよりお申し込みください。

サービス概要

  • サービス名: LightFile Next(ライトファイル ネクスト)
  • 提供開始日: 2025年11月23日
  • 製品ラインナップ:
    • LightFile Batch(継続的なバッチ処理)
    • LightFile Shot(ワンショット最適化)
    • LightFile Lambda(AWS Lambda関数)
  • 対応画像形式: JPEG (.jpg, .jpeg, .jfif)、PNG (.png)
  • 対応プラットフォーム: Linux、Windows、macOS(Batch/Shot)、AWS Lambda(Lambda)
  • 料金: ホスト数に応じた月額定額制(30日間無料トライアル)
  • 無料トライアル: LightFile Self(https://self.lightfile.net/)

アイデアマンズ株式会社について

  • 会社名: アイデアマンズ株式会社
  • 所在地: 東京都港区
  • 代表者: 代表取締役 宮永邦彦
  • 設立: 2005年11月
  • 資本金: 1,800万円
  • 事業内容: ソフトウェアやWebサービスの企画・開発・販売
  • Webサイト: https://www.ideamans.com/

メディア一括ダウンロード

このページで使用されている画像ファイルやPDFなど、2個のメディアファイルをまとめてダウンロードできます。